2022年2月19日 土曜日

昼過ぎに起きた。寝坊した。大学近くにある精神科へ。入試シーズンだということをすっかり忘れていて、ちょうど試験の終わりの時間に重なってしまい駅で受験生の波に巻き込まれた。このうち多くとも十数人に一人しか合格せず、また進学したとしても留年したり退学したりするのだろう——自分のように——と思うとなんだか微笑ましいような気持ちになる。もちろん自分も五年前にはこの群衆のひとりだったわけだが。クリニックでブロチゾラム0.25mg錠×三十日分を受け取るためだけに、一分もかからない診察を受けた。

その後、大学の後輩と喫茶店へ。煙草が吸える喫茶店は周囲に二つあるが、片方は混雑していて片方はやっていなさそうな雰囲気。人混みを避けてバスで高田馬場まで出た。ロマンという喫茶店に行こうと思ったがなんと休業していた。相手が新宿に用があるというので新宿に出ることに。山手線に乗るのは久しぶりだ(できるだけ山手線に乗ることを避けるので)。新宿西口のピースでお茶した。いつも混んでいて、五回に一回くらいしか並ばずに通されないが今日は雨のためか少し空いていた。

それから丸ノ内線と千代田線を乗り継いで(たまり場と化している)Oの家へ。家主はおらず(なんで?)、SとNがいる。家に着くと二人はポケモンカードで戦っていた。オリジン弁当で買ってきたかしわ天とおにぎりを食べて、一服して、まだ戦っているのでいまがチャンスとばかりにこれを書いている。


きのう日記を書いたあと千葉雅也らの『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』を読み終わった。千葉雅也のほかに読書猿、山内朋樹、瀬下翔太が著者として名を連ねている。書けない、という悩みについてひたすら話したり書いたりしている。2018年に行なわれた一回目の対談の書き起こし、現在の書き方を記す散文(2021年)、そしてそれを踏まえて改めて行なわれた対談の書き起こし、という三部構成。新書でもあるし、対談が中心だし、わりと軽快な語り口なのだが結構面白い議論をしていた。

それを読んで自分が一番反省したのはきちんとした文章を書きすぎているということ。とまで書いたところで二人の対戦が終わった。そこからドミニオンというボードゲームをひたすらやっていたら日記を書く気力がもうないので今日はここで終わり。