2022年1月2日 日曜日

1日の深夜に坂口恭平『独立国家のつくりかた』を読んだ。新年1冊目である。坂口恭平の著作を読んだことはなかったが、彼に対するうさんくさいという気持ちと信頼が置けるという気持ちが高度に両立していて、本を読んでも印象は変わらなかった。ただ、あのような本は世の中に必要だし、あのような人もまた必要である。感想はいずれ詳しく書くことがあるかもしれない。

友人の家からいちど帰宅して、それから高校のクラスメートと府中に飲みに行った。自分を含め五人の年男たち。大手損保会社で働いている一人を除いてはいずれも学生であり、内定祝いということで俺の支払いはその一人が持ってくれた。

府中の駅前には大國魂神社があり、武蔵国総社として1900年以上の歴史を誇る。居酒屋を出たあと足を運ぶと屋台も出ている様子。人はあまりなく、本殿の門は閉まっていてその前にある賽銭箱に向かって皆お参りしていた。俺は既に初詣を済ませていたが友人らとともにもう一度祈る。

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俺はクリスマスを祝い神社に初詣をし葬式は仏教という、日本ではマジョリティと思われる宗教観である。だから特に神道を信じているとは言えないが、古くから人々が祀ってきたという歴史の積み重ねには畏敬の念がある。その理屈ではもっとも畏敬の念を持つべきは宇宙だが、宇宙に対してはもっと持っている。

その後、なんとなく物足りない気分のためカラオケへ。この面子でカラオケへ行くのはいつぶりだろうか。DAMのランキングを見たり、友人たちの歌を聞いたりして、最近の流行歌を全然知らないなと思った。

帰ってから、ネットを見ていて『戦場のメリークリスマス』の記事を読んだ。それで懐かしくなり映画を3分の2ほど見てからこの日記を書いている。あれは名作です。